投資素人の質問に答えてみた
私は現在無職です。知り合いと会って話をしたときに「今は働いていない」ということを言うと「じゃあどうやっていま生活しているの?」なんて聞かれます。
そして私は「昔の貯金を食いつぶしたり、生活費をすべてまかなえるほどは稼げないけど、投資で稼いだりしている」ということを言います。私はちょっとでも日本人に投資に興味を持ってもらいたいと思っていますから、話の中でちょいちょい投資をしているということは言いたいのです(*´∀`)
(関連記事:あなたが長期株式投資をすると日本の経済が回りだす!)
責任は取れないので「この株を買ったほうがいい」なんて話は絶対にしませんけどね。
ネット上では責任がないので、好きに思ったことを書いたりできて楽しいです(笑)
(関連記事:株主優待もらえて株価も上昇!?厳選優待集!,独断おすすめ株)
さて、今回はそのように投資をしたことがない素人の方に話をすると、よくされる質問に答えてみました。
(この記事では私が運営する株式投資サイトへのリンクがたくさん貼られています)
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投資素人によくされる質問
Q1:株投資ってデイトレーダーをやっているの?
とにかく一番される質問です。投資を全然知らない人は株投資=デイトレードというように勘違いをしています。株投資=デイトレードというわけではありません。
株は一日の間で株価というものが上下します。その上下する株価の中で安いときに大量に株を購入し、株価が上がったときに売ることができれば利益が出ることになります。
上の画像はDeNAという企業の今日一日の株価の動きとなっています。このグラフを見ると、今日一日では安いときは2400円、高いときは2445円という金額の間で推移しているということがわかります。
なので例えば2410円のときに1000株を購入し、2440円のときにその1000株を売却できたとしましょう。
購入金額は2410円なのでそれを1000株購入したということは2410円×1000株=241万円を使ってDeNAの株を購入しました。そして、その株を2440円で売却したということは2440円×1000株=244万円が手に入りました。
利益は[244万円-241万円-株の売買手数料(数千円程度)]×0.8(20%は税金で取られる)=2万円強です。
これがデイトレードでの稼ぎ方です。
一方、私がおすすめしている長期投資は2年以上のタイムスケールで考えます。
先程の説明で、株は一日の間で株価というものが上下すると説明しましたが、その変化は毎日起こっています。その変化が毎日積み重なると当然、変化も大きくなります。
私が実際にやった取引で長期投資を説明します。
上の画像は、2012/5/31~2017/5/30現在までのDeNAの株価の変化グラフです。デイトレードの株価のグラフよりもタイムスケールが長いグラフとなっていますので、株価の変化が大きいです。
先程は一日単位の変化だったので株価の変化も2400~2445円程度でしたが、今回は5年という単位で見ているため、1200~4000円という幅の動きになっています。
私は2014/8/7にDeNAの株を1250円で200株購入しました。購入したまま売却はしていません。現在の株価は2448円です。
購入金額は1250円なので、それを200株購入したということは1250円×200株=25万円を使ってDeNAの株を購入しました。そして、その株は2年10ヶ月ほど売却せずに持っていて、現在の株価は2448円なのですぐ売却したとすると2448円×200株=約49万円の金額になります。
利益は49万円-25万円+配当金(2万円程度)=26万円となります。
デイトレードと異なる注目点としては以下のようなものが挙げられます。
- タイムスケールが違う
- 配当金がもらえる
- 最初の購入金額が小さい
- 売買手数料がかかっていない
- 利益に対して税金がかかっていない
企業は業績が好調だった場合、企業活動の中で生まれた利益を株主に配当金という形で還元します。大体株価の1~2%程度となることが多いです。
デイトレードは変化が小さいので購入する金額を大きくしなければ利益が生まれづらいです。上の説明だとデイトレードは241万円という資金を使って2万円強という利益を上げているのに対し、長期投資は25万円という資金を使って26万円という利益を上げていることになります。
NISAという少額投資非課税制度を利用し、証券会社を選べば売買手数料が無料になります。
(関連記事:ネット証券選びはこれだけ知っておけばいい!!4つのポイント)
こちらも長期投資ではNISAを利用することで税金が無料になります。
(関連記事:税金がなければ良いと思うなら、NISAを素晴らしいと思うはず【NISAとは?】)
Q2:パソコンに一日中張り付いているの?
これも株式投資をデイトレードと勘違いした上での質問です。デイトレードではパソコンに一日中張り付くことが多いですが、長期投資ではパソコンに一日張り付くなんてことはありません。
実際私も、以前はサラリーマンで8:00~17:00という勤務体系でした。しかし、そんな中でも普通に株式投資をしています。上で説明したDeNA株の場合、私は1300円付近で株価が上下しているときにそこそこ安いと思ったので、1250円になったら200株を購入するようにネット予約しておいた(指値注文という)だけです。
Q3:宝くじなら買ったことあるけど、宝くじよりは株式投資っていいの?
皆さん宝くじなら購入したことがあるので、確かに宝くじと比較するとイメージが湧きやすいからこういう質問になるのかもしれませんね(笑)
宝くじで儲かるのかどうかは運のみで決まるので、非常に分かりやすいシステムとなっています。一般的に宝くじの期待値は45%と言われているので、1万円分購入したら4500円が戻ってくる事になります。
よっぽど運がいい人は別かもしれませんが、宝くじはやればやるほど損をするシステムになっています。宝くじをジャンル分けをするとギャンブル(投機)に属しています。
なぜ宝くじに関してはここまでみんな理解があるのかというと、システムが分かりやすく夢があるというのが挙げられるでしょう。
1万円分の宝くじを購入したとすると、どんなに損をしても1万円までしか損が出ません。さらに、もしかしたら3億円が当たるかもしれないという夢があります。
その為、損をするとはいっても決まった金額までしか損をしないし、ふっと湧いてくる大金を夢見て宝くじを皆さん買ってしまうのでしょう。
一方、株式投資は残念ながら宝くじほど少ない金額で大金を夢見るということはできません。
やはり本格的に始めようと思うと100万円は必要ですし、我々一般庶民が長期投資をした場合、せいぜい投資した金額が1年で5倍になるといったくらいでしょうか?
しかし、宝くじと比較したときの長期投資の良さは期待値が高いということです。
先程の説明で、宝くじの期待値は45%ということを言いました。この時、55%は宝くじの運営が儲けることになります。
一方、日本の企業に長期投資をした場合、日本の経済が上向けば期待値は100%を超えます。また、日本自体が下むいている場合でも企業自体は上向いているという企業があります。そういった企業に株式投資をしている場合であれば、その時も期待値は100%を超えることでしょう。
そもそも株式投資の場合は期待値という言葉で表すこと自体正しくありません。期待値は確率論の話のときに用いる言葉ですので、確率では考えることのできない株式投資は、運ではなく「成長企業を見極める力があるのか?」という実力勝負です。
Q4:100万円使って投資をして損をした場合、どのくらいの損額になるの?
100万円使って株式投資をした場合、最大の損額は100万円です。
デイトレードのような場合は別ですが、長期投資では普通100万円を持っていたら100万円までの株しか購入しないです。
そしてこの100万円が全て失われる場合というのが、その企業が倒産した場合です。企業が倒産する確率はかなりですし、そういった企業は予め倒産しそうなシグナルがあるので、そういう企業への投資を避ければすべてを失うというリスクは限りなく低くなります。
(関連記事:株で失敗すると多額の借金が残る?)
怖いのはリーマンショックのような10年に1度位のペースで来る金融危機なのですが、リーマンショックでさえ大体株価が半分~1/3になるくらいです。
大きいように感じるかもしれませんが、私は現在投資をして3~4年で投資金額が2倍ほどになっています。つまり、仮に今半分になったとしてもトントンといったところでしょうか?
Q5:株式投資ってどんな仕組みで儲かるの?
株式投資ってどんな仕組みで儲けているのか分かりづらいですよね。
株式とはいわば企業の所有権です。発行株式数が百万株あったとしてあなたが一万株持っていたとしたら、会社の1%はあなたのものとなります。
もし、百万株持っているのであれば100%があなたのものとなるので、1年間で会社が儲けたお金をあなたの号令ですべてあなたのものにするということだってできます。所有権を持っているので当然の権利です。
ただ、普通は儲けた金額の20~30%を貰って残りの70~80%はさらに企業が成長するように使ったほうがお得だと思いませんか?
具体的に数字で考えて見ると、1億円の利益が出たとして一度に1億円貰うと企業が運営できなくなるので、企業は潰れてしまいます。今後お金を生み出すことはできません。
しかし、2000万円貰って8000万円を企業の運営資金にすれば、また来年も2000万円程度を貰えることとなります。それどころか更に成長して来年は1億2000万円の利益を生み出してくれるかもしれません。
さて、ここでどんな仕組みで株が儲かるのかという話に戻りましょう。
まず、先程の話で出てきた1億円のうち20%の2000万円を貰うという話がありました。この2000万円が配当金と言われるものです。そして20%は配当性向と言います。この配当金で長期投資家は儲けているというのがまず1点。
さらに儲けがでかいのが、株式の売買差益です。
今年は1億円の利益を生み出した企業が来年は1億2000万円、再来年は1億4000万円と利益が増えていったとしましょう。当然1年で1億円利益を生み出したときと、2年後の1億4000万円利益を生み出しているときでは話が違います。企業としての価値は1億4000万円生み出している方が高くなるので、その企業の株を欲しいという人が増えます。すると、株価が上昇します。単純計算で利益が40%上昇しているのであれば、株価も40%前後上昇していてもおかしくはありません。
その株式を売却することで長期投資家は利益を得ます。
配当金と株式の売却差益の2つが一般的な株式投資の利益です。長期投資家が利益を上げる仕組みもわかっていただけましたでしょうか?
Q6:配当金だけで生活できるの?
配当金だけで生活するのは普通不可能です。3億円ほどのお金を持っているのであれば話は別ですが、そんな金を持っている人はおそらくいないはずです。
大体購入した株式の金額の1~2%程度の配当金がもらえるものと思ってください。
Q7:投資をするにはまず何をすればいいの?
兎にも角にも証券会社の口座を開かなくてはいけません。このときに証券会社はネット証券でなくてはいけません。手数料が安く、NISA口座での売買手数料が無料のネット証券会社を選びましょう。
(関連記事:絶対にネット証券を選べ)
あとはとりあえず投資の全容を掴むということが大事なので、とりあえず何か企業の株を購入しましょう。
この時、絶対にたくさん購入するということはやめてください。始めたばかりのときはどのくらい投資が怖いものかも分かっていないはずなので、とにかくリスクは低くするために投資金額は抑えるべきです。
10~20万円以下であなたが知っている企業を購入するのがいいでしょう。
その中でも、株主優待のある企業は比較的株価の上下も弱いので最初の投資商品としてはオススメです。ビックカメラであれば現在12万円程度で購入できます。
(関連記事:株主優待もらえて株価も上昇!?厳選優待集!)
ちょっとずつ慣れてきたら1年ほどかけて投資額を上げていきましょう。できれば100万円ほど用意して3~4社程度の企業へ投資したいですね。
(関連記事:株式投資の資金はいくら準備するべき?)
Q8:急落した株へ投資をすれば儲かる?
まるっきり同じ内容で記事を書いているので、そちらを参考にしてください。
(関連記事:株は急落したものを買えば儲かる?)
さいごに
以上、私がよくされる投資素人にされる質問に答えてみたでした。
あなたの投資の参考になれば嬉しいです(^o^)
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